7月前半の土曜日、岡山後楽園へ散歩に行ってきました。
前回訪れた際に年間パスポート(2,000円)を購入したので、
今回はさっそく散歩コースに組み込みました。
岡山後楽園ではタンチョウが飼育されており、入園してすぐの場所に大きな小屋があります。
人が集まっていたのでのぞいてみると、なんと6月24日に生まれたばかりの
タンチョウのヒナが、親鳥と一緒に小屋の引っ越しをしているところでした。

大人のタンチョウは白と黒の美しいコントラストが特徴ですが
ヒナはまだとても小さく、地面に溶け込むような薄茶色の綿毛に包まれていました。
ふわふわとした柔らかい姿がとても愛らしく、思わず見入ってしまいました。
調べてみたところ、後楽園のタンチョウはこれまで8羽が飼育されていましたが、いずれも高齢とのこと。
今回生まれたヒナは、和気町の県自然保護センターから譲り受けた卵を
園内のタンチョウに託して温めてもらい、見事にふ化したそうです。
岡山後楽園でのヒナの誕生は23年ぶりとのことです。
「タンチョウの親子だね。どちらがお母さんかな?」と話していると、
隣にいた立派なカメラを構えた来園者の方が「あれは育ての親ですよ」と教えてくださいました。
そのときはよくわからなかったのですが、あとで調べてみてなるほどと納得しました。
現在、後楽園ではこのヒナの名前を募集しているそうです。
これまで動物の名付けに参加したことはありませんでしたが、
今回は私も名前を考えて応募してみようと思っています。
岡山後楽園の公式ホームページから応募ができるそうです。
また、この日は午前中の訪問だったため、見頃を迎え始めた蓮の花も見ることができました。

朝から30度を超える猛暑日でしたが、蓮の涼しげな姿に心が癒されました。
近年は地球温暖化の影響で日本の四季が失われつつあるとも言われていますが、
ただ「暑い」と感じるだけでなく、自然の花々を通じて季節を感じることが
四季を楽しむ一つの方法だなと感じています。
